支援策パンフレット

この記事は関東在住の元妊婦さんに執筆していただきました。妊娠後期に新型コロナウイルスが日本に蔓延し出産に至るまでのコラムです。複数回にわたって掲載していきます。
新型コロナウイルス感染症。世界中で多くの人の命を奪いほんとうに憎むべき存在だ。
そんな時代に無事わが家に天使が舞い降りたのだ。
妊娠中期から後期にかけて世界が一変した。ご縁から私が見てきた妊娠中の日々を私の言葉で執筆させてもらうことになった。
2020年1月某日
お腹の中で動きが活発になり眠れない。目が覚めてはトイレに行くの繰り返し。暇だからSNSを楽しんでいた時に中国武漢で感染力が強い風邪だか肺炎が流行っていることを知った。ものすごい感染力であると伝えていた。
その時わたしが住む町ではインフルエンザが年末から年始にかけて流行っていたので妊娠中だということもあり予防に必死だったのを覚えている。
第一子の小学校では学級閉鎖もなってしまうほどだった。
手洗いうがいといった感染予防対策を毎日意識していた。
もし自分がインフルエンザに感染してしまって万が一があったら第一子が生涯、傷を背負ってしまうと考えていたからだ。
風邪の仲間。これがかなり厄介で潜伏期間がざっくり1週間弱(2~5日程)、その後発熱(38度以上)でて傾向としては赤い発疹が目立つようになります。抗生物質を飲むと24時間ほどで感染力がなくなり他人にうつすことはなくなるそう。
保育園によっては発熱から48時間以上経過しないと解熱していても登園不可となることも。
なんでこんなにデリケートに扱われるかというと重篤化すると合併症を引き起こす可能性がある感染症なのも原因とのこと。
最初の子A君が潜伏期間を経て症状がでなかった。ただ潜伏期間3日目頃にBちゃんが接触していた。
Bちゃんの潜伏期間5日目にC君に接触。さらにDちゃんが・・・
かなり溶連菌が活発だった年はひと月に2回、半月毎にずれて計4回、うちの1番目と2番目が溶連菌と診断されていた。
感染経路は主に飛沫感染と接触感染。
今日も元気だ保育園に行こう!と通っているうちに潜伏期間に該当する子から菌は渡り歩いる。
インフルと同時に保育園で溶連菌が流行っていた。
「お父さんもお母さんも、この子の薬1袋飲んでおいて。絶対菌いるから。あと、手洗い・うがい・水分補給をしっかりしてね。そうすりゃ菌は仕事する前に死ぬし、うんこと一緒に流れていくから」とある日習った小児科の先生の言葉が衝撃的すぎて今に至る。
喉の風邪・おなかの風邪・肺炎。菌やウイルスが好む細胞がどこにあるか?で居座る場所(炎症といった悪さする場所)が変わるとも教えてもらった。
察しの良い方はお気づきかとおもうが、新型コロナウイルスに感染する仕組みが似ているのでは?と。コロナの情報があふれだしてきたときに考え始めた
これは1番目の子と2番目の子にも徹底してもらった。
理由は同じく君たち自身が傷つかないためだ。
閑話休題
あいかわらず夜中に目が覚めてしまうのでSNSで世の中あれこれを見ていた。
よくよくタイムラインにながれてくるのは「入国禁止にしろ」や「入国拒否」といった言葉だった。
はて?鎖国か?なにについて入国禁止なのか。
どうやら中国武漢で発生した肺炎に感染しているのかしていないのかわからないまま多くの中国在住の方々が近いうちに来日するらしい。
私が見ていたかぎりでは阿鼻叫喚の地獄絵図
真偽は定かじゃない。中国武漢のことまったく知らない。そんな情報があちこちでリツイートされていた。
そんな中、日本では「ようこそ中国の皆さん!」と歓迎ムードのおかみ。これがインバウンドの経済効果に期待しているのか。
中国でも新型肺炎が感染者数を発表していたのもこの時期だったような気がする。
いよいよ明日、来日者が多数くるって時に。うろ覚えだけど中国はなにかしらの警戒レベルが1で日本が3だった様な気がする。逆だったかな?はっきりとは覚えていない。
入国制限や入国拒否をするといった対策はなかったのは覚えている。
ネットニュースの内容をパートナーと話したりもする。
今中国ではこんなことが起こっていて、いよいよ訳も分からないまま日本に来るんだって。だいじょうぶかな?
旦那のいいところは私の話を否定しない事。
「インフルエンザも溶連菌も流行ってるからこれまで通り注意して過ごそう。あとちょっと何もないといいな。」
やはり私はこいつが好きだ。こいつの赤ちゃん元気いっぱいな赤ちゃんを産んでやんよ。そう思ったのを覚えている。
第二話も近日公開です。次回もお楽しみください。